2024/04/04 10:39


存在感抜群の犬の陶器の置き物、スタッフォードシャードッグ。


「気になるあの人が持っていた」

「好きなドラマに出ていた」など


スタッフォードシャードッグが気になる方へ、本記事ではスタッフォードシャードッグの基礎情報とアンティーク雑貨として人気な理由についてご紹介します。

スタッフォードシャードッグとは?



スタッフォードシャードッグとは、ヴィクトリア時代に大流行した陶器の犬の置き物です。


産業革命において重要な地域であるイギリスの「ミッドランズ」に位置する「スタッフォードシャー(Staffordshire)」という土地で多く製造されていたことから、スタッフォードシャードッグと呼ばれるようになりました。


また、暖炉(マントルピース)に飾られていたことから、「マントルピースドッグ」や「ファイヤープレイスドッグ」とも呼ばれています。


一般的にペアで作られており、犬種はイギリス王室が古くから愛したキャバリアキングチャールズスパニエルです。


ヴィクトリア女王がはじめて飼った犬は「ダッシュ」と名付けられたキャバリアだったそうですよ。


今では、アンティーク・ヴィンテージ雑貨として世界中から愛されています。


アンティーク雑貨として人気な理由

イギリスのスタッフォードシャーで誕生した陶器の犬の置き物が、アンティーク雑貨として人気な理由についてご紹介します。


「赤毛のアン」に登場するから



児童文学「赤毛のアン」に登場することから、スタッフォードシャードッグに興味を持った方も多く、作品のファンの憧れとなっています。


「赤毛のアン」はカナダの児童文学として知られていますが、カナダはもともとフランスやイギリスの領地でした。


イギリスとほぼ対等な独立国となったのは1931年と最近のことであり、「赤毛のアン」の作中でも多くのイギリス文化が表現されています。


スタッフォードシャードッグもイギリスの文化を受けており、カナダ国内でもスタッフォードシャーから輸入した型で同じものを製造していたと言われているくらい人気がありました。


作中でアンは「マグとマゴグ」と呼び親しみ、のちに結婚祝いとしてもらい受けるという印象的なアイテムとして登場します。


ドラマや映画に度々登場するから



スタッフォードシャードッグは、「赤毛のアン」だけでなく、19世紀や20世紀前半のイギリスを舞台にしたドラマや映画のインテリアとして、度々登場しています。


スタッフォードシャードッグはさまざまなサイズが登場しているものの、古典的なサイズは25〜30cmと大きなもの


そのため、背景にチラッと画面に映っただけでも存在感があります。


スタッフォードシャードッグが登場するドラマや映画は以下のとおりです。


・日本ドラマ「書けないッ!?」

・ディズニー映画「ベッドかざりとほうき」

・英国ドラマ「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」

・英国ドラマ「ダウントン・アビー」

・米国ドラマ「めちゃくちゃ恋するハンターズ」


(参考:スタッフォードシャードッグ専門店woof公式Instagram


度々、目にする機会があることから、「いつか迎え入れたい」と考えている方も多いです。


歴史を感じさせるから



スタッフォードシャードッグは誕生の背景や上流階級の家で飾られていたという歴史が感じられることから、今でも人気があります。


スタッフォードシャードッグの登場はヴィクトリア時代(1837〜1901)と言われており、産業革命が全盛期を迎えた時代です。


さらに、スタッフォードシャードッグのモデルはチャールズ2世の2匹のトイスパニエルと言われており、時代をさらに遡ります。


スタッフォードシャードッグは大戦後、1940年以降にも製造されているため、歴史の浅いものもありますが、イギリスの歴史や文化がダイレクトに伝わるものとして、人気があります。


希少価値が高いから



19世紀に大流行し、大戦後も製造されていたスタッフォードシャードッグですが、1960年頃を境に製造数が一気に減少し、現在では製造されていません。


そのため、希少価値が高くなっています。


一部の作家さんはスタッフォードシャードッグをモチーフに製作していますが、現代的なデザインであることがほとんどです。


なかには、復刻版として数年前に作られたヴィンテージ加工のなされたスタッフォードシャードッグもありますが、アンティーク好きの方は、やや高価であっても製造されてから50年以上経過したものを求める傾向があります。


愛犬家のなかでも人気があるから



スタッフォードシャードッグを手に取る方は、イギリス文化やブリティッシュインテリアが好きな方だけではありません。


アンティーク・ヴィンテージ好きな愛犬家からも根強い人気があります。


ちなみに、英国ロイヤルファミリーは愛犬家が多く、犬をペットとして「愛犬」として飼いだした先駆者でもあります。


なんとも言えない表情が魅力的だから



一度見たら忘れられないスタッフォードシャードッグのビジュアルも人気の理由でしょう。


スタッフォードシャードッグは、ペアである存在感はもちろんのこと、個性的な眉毛と「どんな表情よ!」とツッコミを入れたくなるような目が特徴的です。


はじめは「独特なデザインだな〜」という印象ですが、一度見たら忘れられないでしょう。


そして、スタッフォードシャードッグを見かけるたびに「あ、あのコだ!」と脳裏に焼き付いて離れません。


コレクターの憧れとなっている犬の置き物



スタッフォードシャードッグは、19世紀にイギリスの上流階級の自宅に飾られるようになり、「赤毛のアン」の作中にも登場する陶器の犬の置き物です。


ブリティッシュインテリアやイギリスのティー文化、英国ロイヤルファミリーの人気から、世界中にコレクターがおり、希少価値が上がっています。


また、現在はほとんど製造されていないことから、アンティークやヴィンテージものしか手に入りません。


そのため、価格は必然的に高くなり「憧れ」のインテリアとして注目されるようになりました。


とはいえ、スタッフォードシャードックはサイズやデザインもさまざまであることから、「このコかわいい!」と、一目惚れを待っている方も少なくないでしょう。


スタッフォードシャードッグを専門に取り扱う「woof(ウーフ)」では、店主が厳選したコをご紹介しています。


「いつかはスタッフォードシャードッグをお迎えしたい」

「すでに1ペアいるけど、どんなコがいるか見たい」など


スタッフォードシャードッグが気になる方は、当店woof にぜひ遊びに来てください!



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