2024/04/05 12:01



アンティーク時計やヴィンテージワインなど、古い時代に製造されたものに対して使われる「アンティーク」や「ヴィンテージ」という言葉ですが、違いが曖昧な方も多いでしょう。


そこで今回は、アンティークとヴィンテージの違いについて解説します。

ヴィテージとは?



ヴィンテージとは、一般的に製造されてから30〜99年経過した、価値の高いものを指します。


1920〜1990年代までに製造されたものを指しており、年代の幅は広い印象です。


本来「vintage」という言葉は、ラテン語で「ぶどうを収穫する」という意味。


ラテン語の語源から次第に、「当たり年のワイン=希少価値が高いもの」を「ヴィンテージ」と呼ぶようになりました。


そのため、ヴィンテージワインの定義は「ぶどうが収穫された年が明記されたもの」から「当たり年に作られたワイン」へと移り変わりました。


現代でも「ヴィンテージワイン」の定義は曖昧な場合が多いですが、ほとんどの場合「大量生産でなく高品質で価値のあるもの」が該当するため、ワイン以外の雑貨や家具などにも同じような意味で使われています。


本来は、古いものを意味していなかった「ヴィンテージ」という言葉ですが、今では製造から100年未満の価値のあるものに使われています。


アンティークとは?



アンティークとは、一般的に製造されてから100年以上が経過した、価値の高いものを指します。(〜1920年代までに製造されたもの)


本来「antique」という言葉は、フランス語で「骨董品や古美術」を表す言葉であり、ラテン語の「antiquus(アンティクウス)」が語源と言われています。


アメリカでは1934年の輸出入に関する関税法改正の際、「100年以上の古いものに輸入関税を課さない」と明確にしたことから、「アンティーク=100年以上の古いもの」と認知されました。


しかし、時計は1960〜1970年ごろのものまで「アンティーク時計」と呼ばれているため、一概に100年以上経過したものとは言えないのも現状です。


さらに、イギリスにおいても製造から100年未満のものがアンティークと呼ばれていることも少なくありません。


対象のモノや国によって、解釈が異なる点も注意しておきましょう。


アンティークとヴィンテージのまとめ


最後に、アンティークとヴィンテージの意味をまとめていきます。




一般的に高品質で価値が高く、製造から100年以上経過したものをアンティークと呼び、30〜99年経過したものをヴィンテージと呼びます。


とはいえ、時計は製造から100年未満でもアンティークと呼ばれ、ワインは古くない場合でも、当たり年に製造されたものをヴィンテージと呼ぶこともあり、対象のモノによっても定義が異なるため注意しましょう。


両者とも価値のあるものを指しており、明確な決まりはありません


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  • アンティーク:〜1920年代(推定)のもの

  • ヴィンテージ:1930年代〜1980年ごろ(推定)のもの


また、以下のような情報から年代を推定してお伝えしています。


  1. セラーさんからの情報

  2. デザインからの情報

  3. 本やwebからの情報

  4. ほかのお店からの情報


ヴィンテージもアンティークもどちらも手描きのペイントのため、すべて一点ものです。


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