2024/04/06 10:02
上品に佇み、ユニークな表情で見守るスタッフォードシャードッグ。 今回は、スタッフォードシャードッグにちなんだ豆知識をご紹介します。 誰かに話したくなるような小話を持ってきましたよ! ヴィクトリア時代に、お金持ちの間で大流行したスタッフォードシャードッグですが、近年再び流行を見せています。 アメリカの人気雑誌「Better Homes & Gardens」では、2020年から2年ほど続いたパンデミックのなか、室内の装飾を楽しむために主にアメリカ南部で注目されたことを紹介。 さらに、スタッフォードシャードッグへの関心は南部だけでなく、アメリカ全土に渡ったと言われています。(もともとアメリカ南部は伝統的な装飾を楽しむ方が多い地域なんだそう…) 2020年に配信されたアメリカのドラマ「めちゃくちゃ恋するハンターズ(Teenage Bounty Hunters)」の作中でも、スタッフォードシャードッグの登場シーンが見られます。 クラシカルなインテリアだけでなく、現代的なインテリアにスタッフォードシャードッグを組み合わせる参考にもなるシーンです。 スタッフォードシャードッグはペアの犬の置き物ですが、「なぜペアなの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。 狛犬やシーサー、神社にいる対の動物は、神前を保護する役割があるとされていますが、文化の違うイギリスでは、狛犬のような意味は持っていません。 ではなぜ、ペアなのでしょうか。 諸説あり、ひとつはチャールズ2世が飼っていたキャバリアをモチーフにペアにしたとされています。 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの「チャールズ」は、チャールズ2世が由来とされており、英国のキャバリア好きを牽引した人物とも言えます。 もうひとつは、優雅さとステータスを象徴するためにペアを飾っていたという説です。 誕生当初は、上流階級の人々の室内装飾として流行したスタッフォードシャードッグ。 シングルよりもペアであることは、優雅さがあるとされていたと言われています。 スタッフォードシャードッグ人気が全盛期だった時代は、ヴィクトリア女王が統治していた時代です。 スタッフォードシャードッグは主にイギリス発祥の犬種キャバリアがモデルとなっており、ヴィクトリア女王がはじめて飼った愛犬もキャバリアの「ダッシュ」。 そして、最後に飼われていた愛犬はポメラニアンです。 ヴィクトリア女王は、ポメラニアンをとてもかわいがっており、自ら繁殖も手がけたと言われているほどです。 さらに、この時代に小型化が成功しました。 1800年代、中型犬以上の大きさだったポメラニアンは、18世紀になって約10kgほどの大きさになりましたが、ヴィクトリア時代に約5kgまで小型化したそうです。 小型犬として人気のあるポメラニアンですが、現在の大きさはヴィクトリア時代に誕生したということになります。 ちなみに、エリザベス女王はイギリス発祥の犬種、ウェルシュ・コーギーを愛していました。 今回は、ティータイム中にぴったりなスタッフォードシャードッグの小話・豆知識をご紹介しました。 スタッフォードシャードッグ、近年では海外のインフルエンサーさんの投稿でも見かけるようになり、気になっている方もいるのではないでしょうか。 「めちゃくちゃ恋するハンターズ(Teenage Bounty Hunters)」では、現代的なインテリアのなかで佇む姿もあり、クラシカルなインテリアでなくてもしっくり馴染むことが証明されています! かわいらいポップなインテリアと組み合わせてもかわいいですね。想像できちゃいます! ぜひ、スタッフォードシャードッグのいる暮らしをお楽しみください! ▼▼▼▼▼▼▼▼近年再びブームに!
スタッフォードシャードッグがペアである理由
女王の愛犬
小話とともにティータイムを!