2025/04/25 16:08


「かわいいだけじゃない、歴史ある犬の置物を探していませんか?」



こんにちは!

『スタッフォードシャードッグ専門店woof』の店主セリカです。


当店で取り扱っているヴィンテージ・アンティークの「スタッフォードシャードッグ」は、その独特の形や雰囲気から多くの犬・猫好きさんや英国スタイルファンの方にご好評いただいています!




スタッフォードシャードッグといえば主にペアになっていますが、なかには土台があり、スリムなデザインのモノも存在します🌟


実は、このタイプの置物は「Flatback(フラットバック)」と呼ばれる歴史あるスタイルなんです!!!


今回は、そのFlatbackの特徴やなぜこのような形状が多く存在するのかについてご紹介します。


■ Flatback(フラットバック)とは?

Flatback(フラットバック)とは、背面が平らで奥行きが浅い陶器の置物のこと。


19世紀のイギリス・ヴィクトリア朝時代に盛んに作られたスタイルで、スタッフォードシャードッグにもよく見られます。


背中側は壁に向けて飾ることを想定しているため、装飾は正面に集中し、背面はスッキリと平らな作りです。


暖炉の上(=マントルピース)など限られたスペースでも美しく飾れるよう工夫されたデザインになっているんです!



■ なぜFlatbackが多く作られたの?

1. 暖炉の上に飾るための実用的な形

ヴィクトリア時代のイギリスの家庭には、どの家にも暖炉(マントルピース)がありました。


暖炉は、1980年頃に現在の"セントラルヒーティング"が主流になるまで使われていましたそうですよ!


Flatback型はその暖炉の上に並べて飾ることを想定して作られており、奥行きが浅いため省スペースで美しく収まります



2. コストを抑えた大量生産が可能

Flatbackは型の構造がシンプルで、生産効率も良いため、当時の陶器ブランドが安価に大量生産することができました。


そのため労働者階級の家庭にも手が届く「庶民のアンティーク」として広く親しまれていたのです。



3. 前からの見た目を重視したデザイン

Flatbackは正面から見ると非常に華やかなデザインです✨️


暖炉の上に置くことから、前面のデザインを重視したことで、省スペースでも存在感を放つ装飾品となりました!


コスパならぬ、"スペースパフォーマンス"が高い装飾品になったんですね👏


お部屋の「見せ場」にぴったりのインテリアとして愛されてきました!



■ スタッフォードシャードッグとFlatbackの関係

スタッフォードシャードッグは、イギリス中部のスタッフォードシャー地方で作られた陶器の犬の置物です。


ペアのスタッフォードシャードッグとともに19世紀中頃から後期にかけて、Flatbackスタイルが爆発的な人気を博しました。


その愛らしい表情と特徴的なデザイン、そして暖炉の上にピタリと収まるフラットバックは、まさに当時の家庭にとって理想の装飾アイテムだったのです。



■ まとめ:Flatbackは歴史と実用性が詰まった名品


スタッフォードシャードッグのFlatback型は、歴史的背景とデザインの実用性が見事に融合したインテリアアイテムです!


当店でも、Flatback型の美しいスタッフォードシャードッグを度々ご紹介しています!


ぜひ、あなただけの1匹(あるいはペア)を見つけてみてくださいね✿


スタッフォードシャードッグ専門店woof
店主セリカ